自立生活センター(CIL)とは

自立生活センター(Center for Independent Living 略してCIL)は、1970年代、アメリカで起こった自立生活運動の拠点として誕生し、その後世界各国に広がりをみせ、現在では日本においても全国各地に130ヶ所をこえるCILができています。その一番の特徴は、障害者の地域での自立生活を支えるため、その運営や各種サービスを「障害者」自らが中心となって行っていることです。これは「障害者」にとって何が必要かということを一番知っているのは「障害者」自身であるという考えからきています。

そもそも、「障害を持っている人が自立できるの?」と思う人もいるかもしれませんが、自立とは、「自分でお金を稼ぐこと」、「誰にも頼らず1人で生きていくこと」なのでしょうか。CILにおける自立とは、どんな障害を持っていても病院や施設での決められた生活ではなく、住みたいところに住み、自己選択、自己決定によって自分らしい生活を送ることだと考えます。
これまで福祉によるサービスを受けるだけの存在だった障害者自身が、今、福祉サービスの提供者として、同じ障害をもつ人たちを支援する側に立つ時代へと変わってきているのです。

星空とは

私たちは実際に障害をもつ人間が中心となり、『障害者が障害のない人と同じように暮らせるようにしたい』、『障害を理由に「できない」ということを全てなくしたい』という思いのもと、地域で一人でも多くの障害者が自立生活を行えるようにするための支援、サービスを行っている団体です。
しかし、地域での自立生活を望む障害者にとって、それを受け入れる社会にはまだまだ多くの問題が存在します。そんな障害があることでの「生きづらさ」をなくすためには、私たち障害者など、実際に不便を感じている人たち自身の声を世の中に届け、社会に反映していくことが何よりも大切です。
実際に自立生活を始めた障害者が自立して良かったと思える社会を目指し、それこそがすべての人にとって生きやすい社会になると信じて、自分自身が障害者であることの強みを活かしながら、社会にある「生きづらさ」をなくすため日々活動しています。

 わたしたちの思い

星空という名前は、「星は暗い夜空を照らし昼間も見えないだけでどこかでちゃんと輝いている」という思いから、センターに関わるすべての人が星のようにどんな状況でも輝く存在でいてほしいという願いのもと名付けられました。
また、当センターは20代から40代といった比較的若い障害当事者を中心として、「よく暴れ!よく遊び!よく学ぶ!」をモットーに、活力と行動力を武器に活動しており、遊びの中からこそ仲間ができ良い活動ができると考えます。「仕事も遊びも全力で!」これが星空スタイルです。
そして星空には、「人を大切にする」という第一理念があります。大切にされたかったらまず自分から!とにかく人にこだわることで、障害がある人もない人も同じ仲間として分け隔てることなくセンターは運営されています。

 これまでの実績

・2009年設立以降、愛媛県だけでなく、四国を中心に自立支援を行なっている

・松山市の他、西条市へと介助派遣を広げている

・年間を通してピア・カウンセンリング講座、自立生活プログラムを行い、一人でも多くの障害者が地域で自立出来るよう尽力している。

・小学校、中学校、大学で講演を行い、教育の場で自分史、社会モデルなどについて話し、車椅子体験講習を行なうなどの交流を通じて、障害者やそこに関わる社会環境などへの理解を深めている

・公共交通機関への要望書提出、愛媛障害フォーラムに参加し、街のバリアフリー、交通アクセスの問題解決に取り組んでいる

・ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業の研修生受け入れ、JICAの国際協力に参加するなど、国際的にもネットワークを広げている

 今後目指すもの

私たちの地元である愛媛県を、障害がある人もない人も誰もが訪れたくなるような、すべての人に『愛』される観光地にしていくことが目標です。
私たちの原点でもある、地域で一人でも多くの障害者が自立生活を行えるようにするための活動をとおして、街、制度、そして人を変え、すべての人にとって「行って良し、住んで良し」の愛媛県になるよう支援、運動をより充実させていきたいと思います。